湘南江ノ島
〜神奈川県藤沢市・鎌倉市 湘南海岸〜
2012年11月〜2013年1月
★湘南の宝石 江ノ島シーキャンドルライトアップ編
湘南キャンドル2012
さて、今日も江ノ島へ。
今日は夕方からサムエル・コッキング苑で大量のキャンドルによるイルミネーションが行われます。
江ノフェス2012 湘南キャンドルです。
橋の上の街灯上で縄張り争いをするトンビとカモメ。
カモメが後から飛来したトンビを威嚇しているところです。
トンビは鷹の一種でタカ目タカ科に属する猛禽類。
学術的にはトビ(鳶)が正しいようです。 島の看板類もトビと表記されてますが、
店先の注意看板類はトンビと表記されており混在してます。
江ノ島周辺はトンビの有名な生息地のひとつで多数生息しており、
あまりは羽ばたきはせずに上空を風に乗って凧やグライダーのように滑空しています。
時折ピーヒョロローという特徴的な声で鳴きます。
カモメはチドリ目カモメ科カモメ属の鳥類で、主に沿岸部に生息する海洋性鳥類です。
基本的には渡り鳥であるようですが、横浜の山下公園や江ノ島では一年中見られる気がします。
よく船の上に止まっていたり波間に集団で漂っていたりします。
白い胴体とグレーの羽がよく目立ちます。
トンビはタカ科の猛禽類の割にはおとなしいのか、同族以外との争いをしているのは見た事がありません。
ここでもカモメから威嚇を受けていますが特に相手にしておらず、
カモメも適当に威嚇した後はお互い微妙な空気のまま目線をそらしあっています(笑)
トンビとカモメは共に雑食に近く、双方海面まで降りて魚を捕食したりもするので
縄張り争いが発生するわけです。
江ノ島ではこれにカラスが加わって三者による縄張り争いがあり、
三者の中ではカラスが一番集団的かつ攻撃的です。
そんなあまり攻撃的ではないトンビですが、人が食べ物を持っていると後方上空から
高速で急降下して食べ物を奪いますので注意が必要です。
鋭いツメで怪我をすることもありますのでご注意を。
いわゆる「トンビに油揚げをさらわれる」です。
なんで油揚げなのかというと、昔はお供え物に油揚げを供えたからのようです。
本来は警戒心が強く人に近づく事はない鳥だったようですが、
江ノ島などでは昔に餌づけされたこともあって人に慣れてしまい、
近づきはしないものの人が食べ物を持っていると見れば急降下して奪おうとします。
人の視線が向いている正面からはまず来ませんので、頭上を何かで隠したり
壁を背にするなど突入してくる進入路や退路がないようなところにいれば襲っては来ません。
かなり雑食で人が食べるものであればほぼ何でも食べるようです。
〜猫たち〜
ヨットハーバー方面にある公園にいる猫たち。
事情あって詳しい場所表記は削除しました。
猫連れ去り事件とかがあったようで、あまり詳しい場所表記はまずいようなので。
ここは相変わらず猫たちが数匹のんびりしています。
いつもだいたい6〜8匹くらいでしょうか。
公園内には小さな祠があり、そこで寝転がっています。
猫はネコ目ネコ科ネコ属のイエネコの通称です。
日本ではほぼ全国に生息しペットとして飼われたり野良猫として市街地にいます。
基本的に飼われていない猫はあまり人に近づきませんが、
江ノ島の猫は人に慣れているので不用意に近づいたりしなければあまり逃げなくなりました。
これには個体差もかなりあるみたいですが、あまり大きな動きはせず、
ゆっくりと静かに近づいてみてください。
観光客からエサをもらっていることもよくありますが、
犬や猫はネギ類やチョコレート、アルコール類など食べられないものがあるのでご注意を。
タマネギ、ニンニク、ラッキョウなどは猫にとって有毒で知られています。
特にタマネギはハンバーグなど人間が食する食べ物の多くに含まれているので危険です。
エキスですら駄目なのでタマネギが入っていればカップメンだろうがお菓子であろうが駄目です。
カフェイン類も駄目なのでコーヒーや紅茶も駄目です。
酸味を含む果物類、リンゴ、サクランボ、モモなどもよくありません。
野菜類ではナス、トマト、ジャガイモ、ピーマンなど。
魚類は猫の好む食物ですが、その一方でエビ、イカ、カニ、貝類、アワビ、サザエ、ノリは駄目です。
その他、人の食べ物に多く含まれる塩分も犬や猫には摂取過多となる危険があります。
なのでスポーツドリンクやスナック類なんかも駄目です。
猫まんまと言われるご飯に味噌汁をぶっかけたものも実は塩分過多により駄目だったのです。
このように犬猫に与えてはいけないものは驚くほど数多い為、
気軽に猫にエサを与えるのは良くないとされています。
家で犬猫を飼ってる人は知識として知っていますが、飼ってない人は
多くがよく知らないままであるので注意が必要です。
このように犬や猫は人間にとって大変身近な生物ですが、人には食べられても
犬猫には食べられない危険なものが数多くある事を知っておきましょう。
地域における猫増加防止の観点からも猫にエサを与えるのはあまり推奨できませんが、
どうしてもというのであればコンビニでキャットフードを買ってきて下さい、という事で。
サンセットを撮りに堤防の方へ。
上空を通過する米海軍のSH-60対潜ヘリ特別塗装機。
テイルに歌舞伎が描かれています。
SH-60シーホークはヘリ目タカ科ブラックホーク属の猛禽類で、海中も見通せる鋭い感覚を有しており、
主に艦隊周辺で鉄の鯨を探して食べます。
江ノ島ではトンビよりもさらに高い空域をバタバタと音をさせて単独で飛んでいるのがよく見られます。
黒いブラックホークと違って体が白いのが見分けるポイントで、胴体に青い星か赤い丸が入っているのが特徴です。
巣は洋上の軍艦の甲板に作られており、4枚の羽を後ろに畳んで休んでいます。
…大変失礼いたしました(何)
SH-60は米シコルスキー・エアクラフト社製の汎用ヘリコプターで、
元となるUH-60ブラックホークに対潜装備を増加した海軍向け艦載対潜哨戒ヘリです。
対潜装備を追加したためもともと高い機体がさらに高くなったのが難点ですが
海上自衛隊でもシーキングの後継として導入し護衛艦に搭載されて運用されています。
ブラックホークからの派生形ですがさらに空母用やレスキュー専門機など派生形がたくさんあり、
当機の汎用性の高さを示しています。
これらのヘリが江ノ島上空を飛ぶのは江ノ島がランドマークとして便利だからでしょう。
江ノ島上空から北へ向かえば厚木基地がありますからね。
またここからの空路には境川や引地川が流れており、万が一の際には川へ不時着水もできますし。
こちらは陸自のAH-1S対戦車ヘリ。
AH-1は有鱗目コブラ科の…もういいですね(^^;)
後継として導入予定だったAH-64Dアパッチが必要性の低下、予算削減、
調達数削減による価格の高騰など諸事情によってコケたので
今のところ(2013年現在)まだ後継機が決まらないまま運用されてます。
アパッチは一応年1機ずつで調達を再開したみたいですが多数を導入するわけではないようです。
総数12機や13機ではお話にならないので次の後継機を決めねばなりませんが難航の模様。
OH-1のAH化計画がうまくいけばいいですが、OH-1も元々高価すぎての調達断念だったので
果たしてうまくいくかどうか…。
空自のF-4EJみたいに延命処置でしのぐのかなぁ。
夕暮れの中、厚木基地へ向かう米海軍のSH-60 717号機。
堤防でのサンセット。
もうちょっと何かドラマチックな構図が欲しいところですね。
ヘリはもう少し後だったら太陽の中を飛ぶのを撮れたかもしれません。
この小鳥は何かな?
すぐ近くに止まってエサをくれるかどうか見ていたようで、しばらくして飛んで行きました。
ドラマチックな写真を撮るにはただ夕陽を撮ればいいというものでもないようで、
やはり何らかの追加要素が必要であるようです。
つまるところ、飛行機とかヨットとか鳥とか人とか、ですか。
夕陽単品だと綺麗なだけで何か足りないんですよね。
今回も大量に(汗)
似たような構図ばかりで大変恐縮ですが、サンセットは個人的なテーマの一つでもありますので。
もっともっとドラマチックなのを撮りたいですね。
〜湘南キャンドル2012〜
サムエル・コッキング苑
湘南キャンドルとは江ノ島サムエル・コッキング苑で毎年行われている冬のイベント第1弾で、
2012年は11/5(月)〜11/11(日)、17:00〜20:00に行われた5000基のキャンドルによるイルミネーションイベントです。
カップの中のキャンドルがゆらゆら揺れながら浮かび上がる幻想的な光景は
他ではなかなかお目にかかれないものです。
サムエル・コッキング苑の通路を埋め尽くす5000基のキャンドル・ナイト。
さすがにこれだけの数のキャンドルを並べると壮観です。
江ノ島ではこうして11月から翌年2月まで、光関連のイルミネーションイベントが続いて行われます。
なお、通路に置かれている為にキャンドルを誤ってひっくり返してしまう方もおられますが、
すぐ巡回の係員の方が来られて直してくれるので慌てなくてもいいです。
カップは炎でかなり熱をもっていて熱いので、火傷の恐れがありますから素手で触らぬようご注意下さい。
足元に気をつけて。
サムエル・コッキング苑内奥にある有名なフレンチトーストのお店「RONCAFE」
甘いおいしそうな匂いをさせてるんですがいつも満員で、まだ一度も入った事がありません。
まあカップルとかが利用するお店ですので、一人ではなかなか入れませんね(^^;)
朝とかならまだ空いてたりするのかな。
冬は待っているお客さんの為に入り口前に椅子とストーブが置いてあり、ブランケットなども貸してくれるようです。
シーキャンドル(江ノ島展望灯台)入口付近。
ここはステージ前ですが、ここでもミュージシャンがギターを弾いたりしていました。
人がいないように見えますが本当は周りにはたくさんの来場者が写真を撮っておられます。
来場者が見て楽しんでるシーンを撮りたかったんですが…被写体ブレしてしまって
仕方なく人なしのだけ。
シーキャンドル屋上展望台からの夜景。
左の写真の中央付近の赤めの光がサムエル・コッキング苑内のキャンドル・イルミネーション、
やや左上の方の黄色いのがヨットハーバー、右が湘南港です。
左上奥の光が鎌倉高校前〜七里ヶ浜方面。
中央と右の写真は斜めに伸びているのが江ノ島大橋、左側が片瀬漁港堤防、奥は藤沢市内の灯りです。
展望室からは外部階段からも降りる事ができます。
かなり高さや風を感じるので高所恐怖症の方にはちょっとお勧めできませんが、
まあ何度か降りていると私ですら慣れてしまうようで。
もっとも風が強い日などは階段は使用できませんし、展望室のみで屋上展望台も閉め切られる場合があります。
風が強い日、悪天候時などは係員に屋上は出られるのか等、
確認してから登った方がいいでしょう。
登り降りは10名ほど乗れるエレベーターがあります。
なお、展望室・屋上展望台は飲食禁止であり、上には飲み物などの自販機やトイレはありません。
サムエル・コッキング苑の向かいの亀ヶ岡広場横に新しくできたイタリアンカフェ、
「イル キャンティ カフェ 江ノ島2号店」
(IL
CHIANTI
CAFE)。
ここには軽食「江ノ島ガーデンパーラー」がありましたが、それが取り壊されてその後にできた新しいお店です。
片瀬海岸西浜にあるイタリアンレストラン「イル
キャンティ ビーチェ(iL CHIANTI
BEACHE)」の姉妹店。
メニューはパスタやピッツァなどがメインでだいたい一品1500円くらいからとちょっとお高めの高級店です。
コースで食べるとご予算5000円くらいからになりますか…おおぅ(^^;)
裏にテラス席もあり、高台から光り輝く海を見ながらの贅沢な一時が過ごせるのが特徴です。
店舗の上は亀ヶ岡広場につながるウッドデッキ状の屋上展望台となっており、
こちらは無料で自由に入って絶景の海を眺めることができます。
広場入口には江ノ島名物「丸焼たこせんべい」で有名な「あさひ本店頂上店」があります。
江ノ島参道に本店がある、いつも行列のできる有名なお店の姉妹店で、
たこやクラゲ、カニを丸ごとプレスして薄焼きにした大きいせんべいを売っています。
焼き上げるのにちょっと時間がかかるので並んで待たないといけませんが、
江ノ島に来たらこれを食べておくべきかと。 1枚300円です。
お隣はソフトクリームやコーヒー、ジュースのお店「江の島ゆうひ茶屋」。
店舗前にテラス席が用意されていてそこで食べられます。
広場左側にはドリンクの自販機や新設されたばかりのきれいなお手洗いがありますので
頂上についたらここで一休みするのがお勧めです。
なお、お手洗いはサムエル・コッキング苑の券売機横と、苑内に入ってすぐ左側、
ロンカフェ横や灯台下にもあります。
11月のイベントはこれで終了です。
続いて12月。 「湘南の宝石 シーキャンドルライトアップ2012-2013」へ。
湘南キャンドル2012
戦車研究室付属別館 写真資料館