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湘南江ノ島
~神奈川県藤沢市・鎌倉市
湘南海岸~
2011年11月16日~18日
★ヨットハーバー編
前回「湘南江ノ島」を展示したわけですが、時間が足らずヨットハーバー方面を攻略できなかったので
2011年11月16日から3連休をもぎ取って行ってまいりました。
本題に行く前にまずは鎌倉海浜公園(稲村ヶ崎地区)の追加調査などを。
藤沢~稲村ヶ崎
まずは東京から東海道線でぴゅ~っと藤沢駅へ到着。
気がついたら不思議な事に何故か小田原駅にいたりしたんですが細かい事は気にしません(笑)
鎌倉から行った方が近いんですけど、横須賀線よりも東海道線で藤沢の方がアクセスがいいのでいつも藤沢です。
で、いつのまにやら藤沢駅の江ノ電グッズショップがリニューアルしてました。
この江ノ電グッズショップは藤沢駅、鎌倉駅、江ノ島駅、そして江ノ島駅~江ノ島の間にある「すばな商店街」にも1つ、
計4つもあります。 そんなに作ってどうするのかという展開ぶりです。
中には所狭しとグッズが置かれているので私も買ってみました。
まずは江ノ島展望灯台「シーキャンドル」をモデルにしたミネラルウォーター。
ペットボトルをシーキャンドル型にしてて面白いんですが、これ1つで300円もします。
え~、ちょっと…高くないですか?(^^;)
まあせっかくなのでいずれ下にLEDランタンでも仕込んでキャンドルらしく加工しようかと。
それから江ノ電各駅のシールですね。
隣に置いてあるのが江ノ電「1日乗車券のりおりくん」
580円で1日フリーパスになります。 私が乗る時はいつもこれですね。
記念に残せるので実際に乗り降りする金額とか考えずに買います。
近年、江ノ島のエスカーや展望台入場券などとセットになったものも売られています。
小田急江ノ島線も使うなら「江の島・鎌倉フリーパス」(600円)、
昼から行くならエスカー、コッキング苑、展望台チケット付の「アフタヌーンパス」(13:00から販売、1000円)が断然便利でしょう。
詳しくはこちら
さて、いきなり残念なお話。
ここに書くのはちょっとどうかな~と思うので別ページで。
こんな事がありました。
なんだかなぁとは思いますが、いきなり水を差す話です。
まあそれはともかく行きましょう。
さて、稲村ヶ崎に到着です。
ホームの待合室に何やら自販機が。
何だろうと見てみるとメダルの販売機でした。
こういうのは博物館とかによくありますが、あれらが記念コインであるのに対し、
こちらは楕円形の銅プレートにプレスするものでした。
メーカーはタイトーですね。
プレス機がローラー状の為、出てきた記念プレートはやや丸まって出てきて、
それを自販機の右側の部分に強く押し当てて矯正します。
全ての駅にあるのかどうかは未確認なので判りませんが、どれも各駅限定のバージョンになってるようです。
種類は各駅3種類ほどであるようで、たった100円ですから記念に1枚くらい買ってみるといいでしょう。
私が買ったこれはどこだろう?
海が見える踏切ですから、たぶん鎌倉高校前駅前の踏切ではないかと思いますが。
稲村ヶ崎駅から南下、わずか200mほどで海岸に出ます。
やはり海岸は空気が違いますね。
季節もありますが風がひんやりしてて気持ちいいです。
例の伏龍基地。
今日は機関銃座跡がはっきり見えました。
ここだけコンクリートで固められています。
鎌倉海浜公園到着。
晴れているので人も多く来ていました。
こののんびり感は最高です。
晴れてたので割かしはっきり撮れたトンビ。
なんか首を傾げていて変な顔で笑えます(笑)
人間が食べ物を持ってるかどうかチェックしているので、このように時々目が合います。
公園から南側の相模湾を。
こんな写真もいい感じな気がします。
いったん道路に出て公園の反対側(東側)に来てみました。
ここ全体が砂岩質のようで非常にもろい地質なの判ります。
落盤、落石に要注意です。
調査中、なぜかやたらと上空に張り付いて旋回、往復していた米海軍機のSH-60。
逆光で見にくいですがテールに710が見えます。
…710? はて、どっかで見たような。
そう、この間の機です。
米海軍はなんとこの私を監視していたのです!(何)
それはさておき(^^;)、上へ戻ると道端に石碑が立っているのを発見しました。
史蹟稲村ヶ崎ハ又霊山~
鎌倉時代ニ於~要害~也
昔新田義貞~
ニ献ゲ退~
といったような記述があります。
石碑の下半分は表面剥離なのか文字が消えてしまっており、
残念ながらもはや何が書かれていたのかは不明となってしまっています。
鎌倉時代末期の元弘3年(1333年)5月21日(若しくは18日)、この稲村ヶ崎の要害に往く手を遮られた新田義貞は
海の竜神に宝剣を献じて潮を退かせ、砂浜を通って鎌倉に攻め込んだそうです。
現在のここの部分は山越えできないほどの地形には見えないものの、おそらく当時はかなり切り立った
絶壁だったのではないかと思います。 地震などで地形も隆起・沈降などしてかなり変わったようですし。
この道路の切り通しは昭和3年(1928年)に県道(現在の国道134号)の為の開削工事を行って開通したとなっています。
ここは戦前までは険しい山に阻まれており、道路はなく通れなかったんですね。
国道に戻りました。
地形的にこの付近に伏龍隊基地に続く入り口があるはずだと踏んで調べてみたところ、
やはりそれらしき跡がいくつか見つかりました。
落石の危険の為、斜面全体に金網が張り巡らされており、入り口らしき部分もコンクリートで塞がれているので
もう中に入ったりはできなくなっています。
公園の頂上部付近にもそれらしき跡がありましたから、洞窟はいくつかの通路を持っていたと考えられますね。
関係ありませんが、上部の茂みの中にいくつかの獣道も発見しました。
どう見ても人間が定期的に分け入っているように見えるのですが…いったい何の用で?
こんな所に山菜を取りにっていうのもどうなんだろうかと疑問は残るのですが…。
まずは調査の目的を達成したので海岸に戻ってきました。
大昔に何度か津浪を受けているだけあって危険警告の看板がところどころにあります。
ここで大きな地震を感知したら、とりあえず公園頂上に逃げるといいでしょう。
地質のもろさから公園ごと崩れない保障はありませんが…。
右はバス停。 なんと土日のみ8:34に1本だけ。
えーっと思いますが事実です。
そんなに田舎なんだろうかと思いますが、たぶん国道沿いには江ノ電が走っているので
必要性そのものが無いのかも。
それでも運行資格を維持する為に1本だけ走らせているのかもしれません。
バス運行してるのも江ノ島電鉄だし。
稲村ヶ崎駅に戻ってきました。
改めてよく見ると、ゴミ箱やカン入れが江ノ電カラーに塗られてました。
右は2012年江ノ電カレンダーのポスター。
腰越~江ノ島
さて、腰越に到着しました。
途中でオムライス大盛りを補給して(例の冷奴は冬でも付いてきました)、
江ノ電銘菓、扇屋の江ノ電最中を買いに行きます。
和菓子専門店扇屋~。
何度見てもすごいお店ですねここは。
電車のフロントはほんとにフロントだけで、店内には車体はありませんでした。
店の方によると、本体もできるだけ入れたかったのだけれど、
やはりスペース的に無理があって断念せざるを得なかったのだとか。
それでもインパクトは十分かと思います。
江ノ島駅到着前、みんなギョッとして注目しますしね。
まさにお店の顔です。
今回は詰め合せを買ってみました。
1個130円、詰め合せは10個セットで1300円です。
胡麻餡、梅餡、柚子餡、漉し餡、粒餡の5種類。
箱や包装紙も江ノ電な雰囲気に仕上げてありました。
どれも美味しいですが、御茶請ですからここはやはり緑茶で食べるとよく合います。
私は一口食べてみてから、即自販機で冷たいお茶を買ってきて併せて食べました。
甘い和菓子と渋めのお茶、まさにこれが融合する和菓子です。
最初はいつも飲んでる烏龍茶で食べたんですが、どうも烏龍茶はちょっと違う気がします。
藤沢~稲村ヶ崎
戦車研究室付属別館 写真資料館