日本海海戦100周年記念 7 記念艦三笠
『戦艦三笠ライトアップ&護衛艦 電灯艦飾』
日本海海戦100周年記念 戦艦三笠ライトアップ
色調変更
壁紙
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ライトアップされ、黄金に輝く記念艦三笠
これで日本海海戦100周年記念行事における記念艦三笠のライトアップは終わりです。 すでに撮影可能枚数は心細くなっており、新港埠頭の護衛艦の電灯艦飾の方へ向かいます。 海上自衛隊では記念日やなんらかの重要な行事があった際、満艦飾や電灯艦飾が行われる事があります。 護衛艦にこのような装飾を行い、行事に花を添えます。
記念艦 三笠 三笠は1900年に英ビッカース造船所で敷島型戦艦の4番艦として建造、奈良県の三笠山から艦名をもらい戦艦三笠として就役する。 当時海軍予算は逼迫し、とてもではないが新しい戦艦を建造する余裕は無かったものの、困った山本権兵衛(後の総理大臣)が西郷従道に相談すると彼はこう言ったそうである。 日露戦争では連合艦隊旗艦として黄海海戦を戦い、日本海海戦では東郷平八郎元帥が乗艦し海戦にのぞみ、被弾多数を受け113名もの死傷者を出しながらも戦い抜いて日本軍を大勝利に導いた。 この時の死傷者については、今も艦の各部に戦死者名プレートが展示されている。 戦後は米軍により接収され、艦上部は撤去されてキャバレー、ダンスホールや水族館にされてしまい、金属泥棒などにも部品を次々と剥ぎ取られて記念艦三笠は荒廃してしまう。 現在三笠は財団法人三笠保存会が保存にあたっている。 ペンキの塗り替えや補修など、年間の維持費は2000万円以上とも聞いている。 寄付も受け付けているので関心のある方はどうかご協力を。 財団法人三笠保存会 見学について ☆乗艦時間 ※入艦は閉艦の30分前まで ☆休艦日 12月28〜31日 ☆乗艦料
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護衛艦 電灯艦飾
護衛艦たかなみ (DD-110) 護衛艦はつゆき (DD-122)
掃海母艦ぶんご (MST-464) 潜水艦救難母艦ちよだ (AS-405)
122はつゆき
こちらは新港埠頭の護衛艦です。 電灯艦飾で飾られています。 すでに公開は終わった後ですが、警備員さんの了承を得て、限定的ながら埠頭へ入らせてもらう事ができました。
ここで撮影しているのは護衛艦たかなみ(艦番110)です。
この他、護衛艦はつゆき、掃海母艦ぶんご、潜水艦救難母艦ちよだ、の3隻がいたもようです。 おそらく後ろに写っているのがはつゆきと思われますが、ここより先へは立ち入れないので確認できませんでした。 しかし昼間三笠の方から見えたのは護衛艦はつゆきでしたので、動いてもいないはずなので間違いないと思われます。 なお、両艦の横にもそれぞれ一隻ずつ接舷しています。
この夜間撮影もかなり難航しました。 なにしろ艦そのものが海上に浮いている為、露光時間2秒の間に揺れて動いてしまうのです。 これには参りました。 電灯艦飾を撮るのは予想外に大変でした。 しかし撮影を繰り返しているうち、波の頂点ではわずかの間ですが揺れがなくなる事に気付き、それを狙って撮影します。 そうでなくとも強い海風に吹かれて身体の固定が難しい中での撮影です。 根気との勝負でした。 動画 (wmv 370KB)
右側に艦番405が見えます。 ということは潜水艦救難母艦ちよだです。 たぶん後ろにいるはつゆきの隣が464掃海母艦ぶんごでしょう。
電灯艦飾 DD-110 護衛艦たかなみ
ラスト、持って行ったデジカメのメモリ全てを使い切って終了。
京浜急行横須賀中央駅に徒歩で戻ります。 終了したのは午後9時過ぎ。 帰宅は深夜0時ごろでした。 さすがに横須賀は遠かったですが、今回のイベントは大変満足できるものでした。 艦船のライトアップや電灯艦飾のイルミネーションは、実際に見てみるとなんとも言えない感動がありますね。 大変素晴らしいイベントでした。 今後もまた機会があれば狙ってみようと思います。
以上で日本海海戦100周年記念イベントの報告を終わります。 ありがとうございました。
「光の祭典 電灯艦飾」
(神奈川県横須賀市・横浜市)
護衛艦や氷川丸のイルミネーションと横浜の夜景
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戦車研究室付属別館 写真資料館
日本海海戦100周年記念 戦艦三笠ライトアップ&護衛艦 電灯艦飾