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2013/1/20 公開
2013/1/25 追記

YOKOSUKA 軍港めぐり
A CRUISE OF YOKOSUKA NAVAL PORT

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「やえやま」型掃海艦

奥の方に停泊している「やえやま」型掃海艦3隻 (JMSDF MSO-301〜 YAEYAMA class)
301 やえやま (JMSDF Yaeyama, MSO-301)
302 つしま (JMSDF Tsushima, MSO-302)
303 はちじょう (JMSDF Hachijō, MSO-303)
外洋での活動も行う為に大型化して、艇ではなく艦となっています。 木造艦。

試験艦くりはま(退役)

試験艦くりはま (JMSDF Kurihama, ASE-6101 /retired)
2012年4月6日、任務を終えて退役。
除籍なので護衛艦旗も返納し艦番は消されてしまっています。
現在は長浦港内で停泊し、解体を待っている状態です。

海洋観測艦すま(SUMA AGS-5103) & 試験艦くりはま(KURIHAMA ASE-6101)

こちらはよこすかカウントダウン2006-2007の時の現役時の「くりはま」(右)。
ちょっと寂しいですね…。

新井掘割水路

長浦港から横須賀本港につながる新井掘割水路
ここは昔は箱崎半島という小さな出っ張りだったのですが、両港の行き来が不便であった為、
明治に海軍が彫って水路を作り分断したそうです。
分断された箱崎は島となり、現在は米軍施設となっています。
島の中はくり抜かれて燃料弾薬庫となっているもよう。

海洋観測艦「しょうなん」と護衛艦「はたかぜ」 海洋観測艦「すま」と多用途支援艦「えんしゅう」

横須賀本港に戻ってきました。

左:海洋観測艦しょうなん (JMSDF Syonan, AGS-5106)と
護衛艦はたかぜ (JMSDF Hatakaze, DDG-171)

右:海洋観測艦すま (JMSDF Suma, AGS-5103)と
多用途支援艦えんしゅう (JMSDF Ensyu, AMS-4305)

 護衛艦「さわゆき」「はたかぜ」

吉倉桟橋に停泊中の護衛艦。
125とあるのは護衛艦さわゆき (JMSDF Sawayuki, DD-125)

護衛艦おおなみ、はるさめ たかなみ、やまぎり、きりしま

イージス艦きりしま イージス艦きりしま イージス艦きりしま

左:護衛艦おおなみ (JMSDF Oonami, DD-111)
はるさめ (JMSDF Harusame, DD-102)

右:たかなみ (JMSDF Takanami, DD-110)
やまぎり (JMSDF Yamagiri, DD-152)
イージス艦きりしま (JMSDF Kirishima, DDG-174)

「やまぎり」は1989年就役の比較的新しい艦にもかかわらず
5年後の2004年に練習艦に転籍されましたが、2011年に再び護衛艦に転籍しています。

護衛艦むらさめ

新バースの逸見岸壁に停泊中の護衛艦むらさめ (JMSDF Murasame, DD-101)
位置的には「ひゅうが」の後ろにいます。

護衛艦ひゅうが 護衛艦ひゅうが

護衛艦ひゅうが 護衛艦ひゅうが 護衛艦ひゅうが

護衛艦ひゅうが (JMSDF Hyūga, DDH-181)
対潜ヘリ3機(最大11機)を搭載する大型ヘリ母艦です。
東日本大震災では支援物資を大量に積み込んで三陸沖に急行、ヘリによる捜索、救助、
支援物資輸送などに大活躍しています。

 シーフレンドX屋上 お手洗い

  

さあ、汐入桟橋に戻ってまいりました。
上中:シーフレンドX屋上
箱は救命胴衣収納箱。
上右:1F船尾にあるお手洗い
なぜか室外なので、雨天時は濡れてしまいますね。
下左:1F船室
下中:海図と各種データを表示しているモニター

 

さて、下船してふと目に付いたのがショッパーズプラザに新しくできていたステーキレストランのけん

  

いつの間にこんな店ができたのか。
昼をまだ食べてなかったし、正月くらい贅沢してもいいだろうという事で入ってみる事にしました。
通されたのが横須賀港が見渡せる特等席。
マニア的には最高の席なんですけど、でもここ、カウンターがないので
4名〜6名用テーブルをひとりで占拠する事に。
うーん、最高なんだけどいいのかなと思うと落ち着かない…(汗)
まあ満席に近い状態でしたが待ってるお客さんはいなかったので注文を。
北斗の拳となにかコラボしてるとかで特別メニューの200gステーキ1580円をミディアム、オニオンソースで。
こんな厚いステーキ食べたのは何年ぶりでしょうかね…普段は牛丼屋とかなのに(^^;)
やわらかく食べ応えがあっておいしかったです。
ここはサラダバーがあってサラダ食べ放題、ご飯もカレーも食べ放題です。
というわけでお腹いっぱい食べました。
これだけ食べれば1580円は安いですね、ごちそうさまでした。

透明度

横須賀は海が汚れておらず、透明度がかなり高いです。
どれくらいまで見えるのかはわかりませんが、5mくらいまでは余裕で見えそうです。
 湘南は波が荒くて海底の汚泥や砂を巻き上げて多分に含んでおり、また境川が流れ込んでるのもあって
太平洋に面してるのに海水の透明度は低いわけですが、
それを思うと横須賀のこの透明度はちょっと驚きです。
艦艇があんなにいるのに油膜すら浮かんでいません。

ヴェルニー公園からひゅうがを ヴェルニー公園からひゅうがを ヴェルニー公園からひゅうがを

ヴェルニー公園から。
ヴェルニー公園はJR横須賀線横須賀駅のすぐ目の前100mほどの所にある
横須賀港に面した海浜公園で、幅50〜100mほど、長さ600mほどの広い公園です。
横須賀の発展に尽くしたフランス技師レオンス・ヴェルニーを記念して作られた公園で、
フランス庭園風のなかなかお洒落な造りとなっています。
園内にはヴェルニー記念館なども作られ、中央にはバラ園など庭園もあり
ゆっくりするも散歩するにもいい市民の憩いの場となっています。
ここからはすぐ目の前に米海軍横須賀基地と海上自衛隊横須賀地方総監部があり、
横須賀港に停泊する日米の艦船が何の障害も無く間近に見れるのが最大の特徴です。
横須賀は米空母の母港でもありますが、米軍側メインバースはちょっと囲まれた場所にあるので
残念ながら空母は施設の立ち並ぶ合間から艦橋ぐらいしか見えません。
公園中央部には戦艦長門の記念碑など、海軍関係の碑もいくつかあります。
食事は公園内に喫茶店がありますが、ショッパーズプラザ内外にも色々あります。
市民の買い物はほとんどショッパーズプラザ横須賀がメインです。

どぶ板通りはアメリカンな雰囲気の商店街です。
雑貨装飾品店は昼間、飲食店は夕方からくらいですかね。
飲食店関係は夜遅くまでやってますが、装飾品関係は逆に閉まってしまいます。
米兵は「ハンチョ(本町)」と言ってるみたいです。
新年はいつも夜中まで米兵がたくさん路地にいましたが、今年はMPが巡回しててほとんどいませんでした。
なかなかカオスな雰囲気でよかったんですが、気の弱い人はちょっと怖いかもしれませんね(^^;)
街としては栄えているのは京急横須賀中央駅周辺
飲食店も含め店舗はそちらに多いです。
JR横須賀駅前は何もありませんし、京急汐入駅裏の商店街も閉まってるところが多い感じ。
横須賀中央駅〜横須賀駅間はバスが絶えず運行しているのでそれを利用すると簡単に着けます。

三笠公園は米軍基地の南側にあり、横須賀中央から北側へ1kmちょっとです。
400mほどの長い水路のある通路を歩いた奥にあります。
なかなか広い公園で「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」にも選ばれ、
海側には記念艦三笠が保存されており、日中は500円で乗艦する事ができます。
三笠は昔の条約により、コンクリートで固められて保存するという形式をとっており、
氷川丸のように海に浮いているわけではありません。
また、戦後に色々と破壊され荒廃した経緯もあり、それを嘆いたニミッツ提督のおかげで復元されたものの
主砲塔など艦の一部は模造、もしくはペルーで退役した艦から提供してもらった装備品で構成されています。

なお、記念艦三笠は夜のライトアップ等はしておりませんのでご注意下さい。

↑このライトアップは日本海海戦100周年記念の特別ですので予めご了承下さい。
ちょっと説明が足りなかったのか、ネットで見て期待して行かれた方が少なくなかったとかで…(汗)
「坂の上の雲」で観光名所として人気が出たということで、来訪者が多くなっているそうで。
日が暮れると公園内は街灯しかなくほぼ真っ暗になってしまいますし、
20時か21時には閉鎖されてしまい入れなくなります。
開園時間は4月〜10月が8時〜21時、11月〜3月が9時〜20時となっています。
非常に美しかったですから、夜にライトアップすれば観光客ももっと多く訪れるのではとも思いますが、
ライトや発電機の設置費用、燃料代等も馬鹿にならないようです。
そうでなくとも年間の維持費だけで3000万円以上かかっているそうで。
まあ人件費だけでも相当な額になるはずですし。
このような巨大なものを保存するというのはそれだけでかなりの予算を必要とするものですね。
山下公園の氷川丸などは日本郵船が意地でも保存するでしょうけど、
あれも年間1億くらいはかかってるんじゃないかな…。

横須賀という街はこのようなところです。
基本的に海軍の街ですが、近年観光にも力を入れていきたいとのことで
幅広く観光客の誘致を進めていく方針であるようです。

- - - - -

さて、食事などでちょっと時間を使いすぎました。
これから江ノ島のサンセットを狙うには時間的にギリギリとなりましたので、
 それなら逗子海岸に行ってみようか…と思い立ち、
予定を変更して逗子海岸へと向かいます。


〜後日談〜

実は元旦は江ノ島で初日の出を迎えようと思ってたんですが、カウントダウン終了後に
横須賀中央にあるネットカフェで仮眠をちょっと取ってから5時すぎにJR横須賀駅に戻ったところ、
江ノ電極楽寺駅で土砂崩れが発生して運転見合わせになったというニュースが入って
残念ながら江ノ島での初日の出はあきらめる事となりました。
まさか新年早々土砂崩れとは…。
水道管が破裂したのが原因らしいですが。
行こうと思えば大船経由で湘南モノレールなり藤沢経由で小田急なりで
ギリギリ行けなくもなかったんですけどね。
ちなみに横須賀だと、初日の出はヴェルニー公園から見るとショッパーズプラザ方面から出ます。
………あっ、方角考えたら三笠公園行けば三笠の右舷後方から上がるんじゃないか?!
…と思いましたが、開園は9時からでしたっけ。 残念。
やっぱりタクシー使ってでも夜中に江ノ島へ進出しておくべきだったかな。
JR横須賀線は逗子駅までは年越し運転してるので、タクシーで逗子まで行けば
鎌倉経由で江ノ島まで行けたんですが。
江ノ島周辺初日の出ポイントとしては、南東から上るので島内なら湘南港堤防、稚児ヶ淵ですかね。
開放されていれば頂上にある「iL CHIANTI CAFE」上の展望台からも見えるでしょう。
おそらく開いていても満員でしょうけども。
展望灯台は100名限定招待となっていてまず無理かと思いますが、
サンセットテラスが開放されていればそこからも見えるかも。
海岸なら稲村ヶ崎〜湘南海岸公園辺りならどこでも見れるでしょうけど、
個人的には稲村ヶ崎でしょうかね。
なかなかいい感じにサンライズします。
江ノ島を絡めて写真を撮るなら片瀬東浜を越えて鵠沼海岸、辻堂海岸という手も。
小田急江ノ島線鵠沼海岸駅下車、南西に1kmほどです。
辻堂海浜公園付近で江ノ島の右に初日の出を向かえ、即座に鵠沼海浜公園付近へ陣地転換して
江ノ島頂上部からも初日の出、というのもいいかもしれませんね。

極楽寺駅土砂崩れ現場の様子(2013/1/2 撮影)
土砂崩れ災害が起きた江ノ電極楽寺駅
 土砂崩れ災害が起きた江ノ電極楽寺駅 土砂崩れ災害が起きた江ノ電極楽寺駅

土砂崩れ災害が起きた江ノ電極楽寺駅 土砂崩れ災害が起きた江ノ電極楽寺駅

土砂崩れ災害が起きた江ノ電極楽寺駅 土砂崩れ災害が起きた江ノ電極楽寺駅

江ノ島電鉄線極楽寺駅で元旦早朝5時5分頃発生した土砂崩れ災害現場。
土手に埋め込まれた水道管が破裂して土砂崩れを誘発した模様。
土手は幅10mほどにわたって崩落して線路を埋めました。
直後、鎌倉発藤沢行き電車が接近したものの、ホームにいた女性客が
とっさに緊急非常停止ボタンを押した事によって電車は土砂直前で緊急停止に成功、
二次災害は防がれ乗客にけが人は出ませんでした。
この事故で江ノ電は直通運転を見合わせ、藤沢〜稲村ヶ崎を折返し運転し、
全力の復旧活動により夜19時過ぎに復旧しました。

写真は翌日2日午前の極楽寺駅の様子。
土嚢とブルーシートで修復し、ホームは藤沢側を使用停止して鎌倉側のみを使用。
この日も作業員さんたちが状況の確認と修復の検討を行っていました。
なお、押された緊急非常停止ボタンは4日前の12月28日に新しく取り付けられたばかりで、
電車の衝突が避けられた事に関係者はほっとしています。
この緊急非常停止ボタンを押した女性が1月18日、江ノ島電鉄から表彰されました
異常が起きたら非常停止ボタン、覚えておきましょう。
この事故があってから、私も駅での待ち時間に非常停止ボタンの位置を確認するようになりました。
特に都内は人身事故とか多いですからね…。
なお、非常停止ボタンは踏切にも必ずあります。
カンカンと音を出し赤色灯が点滅しているあの警報機などを確認すれば
箱型の非常停止ボタンが付いているはずです。
透明プラスチックの保護がある場合は、ふたを開けるかそのまま押し破るかになります。

なお、極楽寺駅は付近に観光名所があり、観光客の乗降が比較的多い駅。
駅前も小川が流れ春には桜が彩るなど景色良好の為、関東の駅百選にも選ばれています。


というわけで横須賀を終了し、次は逗子海岸編となります。

逗子海岸のサンセット
逗子海岸のサンセット
2013/1/1 神奈川県逗子市

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