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2013/1/20 公開
2013/1/25 追記

横須賀軍港めぐり

YOKOSUKA 軍港めぐり
A CRUISE OF YOKOSUKA NAVAL PORT

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軍港めぐりとは?

 軍港めぐりとは、株式会社トライアングル様が行っている観光船に乗って横須賀軍港を一周するクルーズで、以前に三笠公園前から出発していたものがショッパーズプラザ前に移動して本格始動し、横須賀の観光の目玉となったものです。

 民間の観光船によるクルーズは数多くあれど、軍艦の停泊する軍港を周るものはちょっとなかなかありません。 横須賀は米海軍第七艦隊の本拠地でもあり、ここには原子力空母「ジョージ・ワシントン」が母港として停泊している事でも知られています。
 これらが見られるとあって年々利用客が増加していき、米海軍が正式に許可してくれた事もあって現在毎日5便が運行されています。
 一周は約45分で、通常11時から1時間ごとに運行
されています(11時・12時・13時・14時・15時)。 
基本的には予約制で半年前から予約可能となっており、1便80名までが予約制です。 最大乗員は130名で、残り50名〜が当日券による発売となっています。 雨天も運行されますがその場合は80名(船室のみ)での運行となり、予約が空いていれば当日券を買うことができます。 暴風や台風など悪天候時は欠航する場合があります。  観光船は船室80名、屋上(露天)50名となっており、晴れていれば屋上の方がよく見る事ができます。 当日券は10時から全便発売され、各便埋まり次第終了となります。 足の不自由な方も乗船可能です。 イベントなどがある場合、増便される事があります。 乗船開始は出港5分前の55分からです。 米海軍の警備艇などが周辺で警戒にあたっている事もありますので、海に物を捨てたり、不審な行動は慎んで下さい。

 以前と違って湾内のみの運行である為、風がそれほどなければほとんど揺れる事はありませんが、波浪が高い時などは揺れる場合があります。 酔いやすい方は早めに並んで屋上を利用するといいでしょう。 トイレは船尾にあります。 なお、空母はいつもいるわけではなく、作戦で出港している場合もあります。 こればかりは軍事機密であり、事前に知る方法はありませんのでご了承下さい。 空母がいるかどうかは乗船券発売所の前の看板に記載されているので、空母が見たいという方は予約無しで当日券を求めるといいかもしれません。 反時計回りで運行されるので、空母を含め艦船を見やすいのは右舷側となります。 どうしても右舷を取りたい方は1時間前くらいから並ぶつもりでいましょう。 なお、空母に近づく事はできません。 航路から空母までは400mほど離れています。 望遠の無いカメラを使用している場合はちょっと厳しい距離です。 乗船時に100円ほどで双眼鏡の貸し出しサービスがありますが、数に限りがあります。 見た感じ、15個〜20個あるかないかくらいでしょうか。 空母を見ようと右舷に乗客が集中すると船が傾いてしまうのでご注意下さい。

 猿島へ向かう船は以前どおり三笠公園横から出ています。

 

アクセス

 アクセスGoogle マップ  ©2013 Google
 横須賀市本町2-1-12
 
ショッパーズプラザ横須賀ベイサイド
  ・京急線汐入駅より徒歩約5分
  ・JR横須賀線横須賀駅より徒歩約10分

運航時刻表(1周約45分)  年中無休

11:00便

12:00便

13:00便

14:00便

15:00便

上記5便は、6ヶ月前〜運航前日まで予約可能(空き状況による)

※ 事前の予約状況や当日の乗船状況により増便を運航する場合があります。
※ 気象・海象や、港内の状況等により欠航となる場合があります。
※乗船時間の15分前に汐入ターミナル周辺にお越しください。
※当日の予約時間の変更はできません。
※当日の天候が良くても、強風の場合は当日券の販売はいたしません。当日券の販売の有無は8:00以降に決定いたします。また、当日券のご予約はできませんので、直接汐入ターミナル発券所にてお買い求めください。
※汐入ターミナルの営業時間は10:00(下記「10時出航の臨時便」が運航される日は9:00)〜16:30です。
※臨時便として10時や16時、あるいはクリスマス等の夜間便が増発される事があります。 米軍との協定により可能な運行となっていますので、米軍側の都合により中止になる場合があります。

一般料金 大人 小学生 幼児 0歳児
一般 1,400円 700円 ※無料 無料
団体(15名以上) 1,260円 630円 ※無料 無料

※2014/4/1現在 消費税改定に伴い料金改定

※一般幼児は大人1名につき1名無料です
※以下の障害者手帳をお持ちの方は上記料金の半額でご乗船頂けます
 ・第一種身体障害者手帳 ・A等級療育手帳 ・1級精神障害者保健福祉手帳
  上記障害者手帳をお持ちの方の引率の方も1名につき1名が半額でご乗船頂けます。また、団体料金と重複してのご利用はできません。


 

新バースに停泊する護衛艦ひゅうが ひゅうが 潜水艦隊

イージス艦きりしま 潜水艦隊 護衛艦ひゅうが

護衛艦ひゅうが 護衛艦ひゅうが

ショッパーズプラザ前から横須賀軍港を望む。
艦番181は護衛艦ひゅうが (JMSDF Hyūga, DDH-181)

乗船券売り場 乗船券売り場 乗船券売り場

乗船券売り場 乗船券売り場 乗船券売り場

軍港めぐり乗船券売り場はショッパーズプラザ横須賀横にあります。
以前は三笠公園横にありましたが、好評につきここへ引越ししてきました。
京急汐入駅から徒歩約5分、JR横須賀駅から徒歩約15分くらいです。
京急横須賀中央駅からだと約20分〜25分くらいでしょうか。
前はプレハブ小屋でのチケット販売でしたが、現在はお洒落なターミナルとなっています。

航路

航路案内の看板。
反時計回りで一周約45分です。
空母がいるかいないかは軍事機密の為に事前に知る事はできません。
当日いれば店舗前の看板にお知らせが出たりします。
たくさんの乗船客がいるのだからもっと増便しても、とは思いますが、
米軍との協定で運行可能となっていますから
残念ながらあまり朝早くや夕方以降の運行はできないのだそうです。
船がいると潜水艦などの作業ができなかったりで止めてくれ、と言われるとか。
クリスマスや花火大会など特別増便の場合は何ヶ月も前から許可申請するのだそうです。

乗船口と桟橋 ショッパーズプラザ横須賀

汐入桟橋とショッパーズプラザ横須賀。
赤いモールの内側に海に沿って並びます。
乗船客が多い場合は2列、または3列で詰めて並んで下さい。

シーフレンドX シーフレンドX シーフレンドX

今回乗船する観光船シーフレンドX。
乗るのは14時の便ですが、13時の便は満員のようです。
乗船開始は出港5分前の55分からを予定。
背後の艦はイージス艦きりしま。

海自潜水艦 海自潜水艦

米軍バースに停泊している海自潜水艦隊。
潜水艦は機密の為にセイル(艦橋)の艦番を塗りつぶしてしまいますので
艦名など詳しい事は判りません。
元旦の為、セイルにしめ縄が。
カウントダウンで2013表示をしたのは一番左にいる艦ですが、すでに電飾は外されています。
後ろにいるのは米海軍アーレイバーク級駆逐艦ジョン・S・マケイン (USS John S. McCain, DDG-56)と
マッキャンベル (USS McCampbell, DDG-85)

ジョン・S・マケインとマッキャンベル ジョン・S・マケインとマッキャンベル

ジョン・S・マケインは満艦飾はしてありますが、どちらも昨晩は電灯艦飾はしていませんでした。

USS NUECES, APL-40

米海軍の宿泊船APL40 (USS Nueces, APL-40)
古い船のエンジンや航行設備を撤去して宿泊設備を改造増築した船で
外来者や、艦がドック入りしたりした際の乗員の臨時宿泊施設。
船として在籍してるのか退役扱いなのかがはっきりしませんが
このAPL40は1945年11月建造の船ですので在籍なら米海軍でも相当に古い艦船ということになります。
自走できないので船と言っていいのか分かりませんけども。
収容人員は1000名ほどですが、ほとんどベッドではなくハンモックなのだとか。
エンジンが無いので牽引する以外にはもう動けません。

海自には宿泊施設ではありませんが外来者用の迎賓船として特務艇はしだて (JMSDF Hashidate, ASY-91)があり、
いつもは横須賀港の奥の方の片隅にひっそりと停泊しています。
特務艇とはいいますが400tの立派な船で、災害時には医療支援として派遣される事もある為、
船内に医療設備を常備している臨時病院船でもあります。

ちなみに米海軍最古の艦は1797年建造の帆船コンスティチューション(USS Constitution)があります。
アメリカという国を代表する船として、数度の改修工事を受けて
未だに米海軍現役であり、自力航行できます。

では日本最古は?となるとこれがちょっとハッキリしません。
明治丸は1875年ですが、戦艦(記念艦)三笠(1902年)と同じく陸上保存となっていて浮いていません。
日本丸は1930年建造で浮いていますし自力航行もできます。
氷川丸も1930年建造で浮いてはいるものの自力航行はできません。
しかし日本の現存する貨客船としては最古になるようです。
海自だと今何が一番最古参艦艇なんだろう?
ざっと調べたところ、現役では護衛艦「しらね」(Shirane, DDH-143)が1980年就役で一番古そうです。
小型艦艇や特殊艦艇なんかまで含めて調べてみましたが、たぶん「しらね」が現役最古参ではないでしょうか。
22DDHの就役と交代で退役予定です。
退役したがまだ解体されず浮いている、となるとちょっと判りませんが。

空母ジョージ・ワシントン艦橋

クレーンの奥の方にちょこっと見える巨大な艦橋。
言わずと知れた米原子力空母ジョージ・ワシントンの艦橋です。
入港していればこのようにヴェルニー公園からも見えますので
今いるのかどうかを知る事ができます。

カーティス・ウィルバー カーティス・ウィルバー

こちらはカーティス・ウィルバー (USS Curtis Wilbur, DDG-54)
作業船を横付けして整備中であるようです。

空母ジョージ・ワシントン 空母ジョージ・ワシントン 空母ジョージ・ワシントン

空母ジョージ・ワシントン 空母ジョージ・ワシントン 空母ジョージ・ワシントン

お待ちかね、原子力空母ジョージ・ワシントン (USS George Washington, CVN-73)。
激務とみえてペンキは焼けて色褪せてるし艦体にはサビが浮いてるしでちょっと疲れてるっぽい。
なお、入港の際には艦載機は全て厚木基地へ移動しちゃうので、格納庫には連絡用ヘリくらいしかいません。
ヘリもいるかどうかは不明ですが。
桟橋には用廃となったF/A-18が置いてあり、入港した際には甲板に乗せて
取り回し訓練や消火訓練などに使用します。
キティーホークがいた頃はボロボロの、エンジンすらついてないドンガラのF-14が置いてありましたが
キティーホークが退役する際に積んで帰ってしまったようです。
ボロボロでも私には宝物のように見えたんですが…。
ゲートガードにでもして置いてってほしかったですねぇ。
これにより、国内ではもう厚木基地に展示してある1機のみとなってしまいました。
まあそれでも国内でF-14を見れるんだから贅沢は言えませんが。

空母ジョージ・ワシントン 空母ジョージ・ワシントン

正面から。
やはり空母は島のように大きいですね。
海自もいつか空母を建造する時がくるんでしょうか。
まあ予算が劇的に増えない事には夢でしかありません。
現在の海自がこんなもの買ったら運用維持費で空母破産してしまいます。
カネモチの国だけが持てる装備です。
イギリスやフランスでさえアップアップしてる、そういう贅沢品です。
年間どのくらいかかってるのか…3000億円〜5000億円くらいでしょうかね。
なお、日本は米海軍が唯一海外で空母の母港としている国です。
横須賀だけなんですよ。

なお、空母が出港しているとお供の駆逐艦もほとんど出払う為、
米軍バースはもぬけの殻でとても寂しくなります。

では次にいきましょう。

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