PANZER FRONR bis - 12th July 1943 Oktjabrskij -

2004/3/16 スト−リ−/架空戦車モ−ド対応
2004/3/19 ストーリーモード自車位置訂正

〜オクチャブリスキ攻略〜 by羊

 今度の攻略は正統派戦車戦ともいえるオクチャブリスキです。 このマップはあの最大の戦車戦の舞台となったクルスクでのオクチャブリスキ地区における戦いを再現したものです。 ドイツの精鋭LAH師団にロシア第5親衛戦車軍のT−34、KV−1が強行突入してきます。

 このマップでは、自車24号車と僚車21号車がティーガーI、アントン・ベルタがIII号突撃砲Gとなっています。 精鋭だけあって僚車の能力は皆高く、慣れた人なら激しい戦車戦を楽しめる事でしょう。 射撃に自信があれば基本的に初期配置のままでもクリア可能ですが、高速で突入してくるT−34をうまく仕留めるのは難易度が高く、狙って撃ったところで当たらないので偏差射撃の技能は必須です。
高性能の88mm砲ですが、さすがにT−34の車体正面は避弾経始が強く弾かれる事がほとんどでしょう。 T−34の弱点は砲塔正面、または車体側面です。 高速徹甲弾を使えばその限りでなく、近距離なら車体正面もぶち抜けますが、これは強固な装甲を持つKV−1に使用すべきでしょう。 ラストの敵に対してまだ残ってるなら全部使ってしまってOKです。


 さて、それではまず簡単な攻略を考えてみましょう。 これは偏差射撃の苦手な人、および架空戦車オリオール/75での攻略法です。

なお、これはbis版です。 左上からA(アントン)/III号突撃砲G、B(ベルタ)/III号突撃砲G、24号車/ティーガーI、21号車/ティーガーIとなってます。 が自車、が僚車、が友軍増援III突Gとなってます。 前作とは車輌名が違いますが、それぞれ位置を見て変換して読んで下さい。

  Oktjabrskij 1
   ↑マップをクリックすると拡大図を表示します

 この攻略法の基本コンセプトは”散開戦闘”です。 いかなティーガーといえど側面は危険です。 だいたい側面垂直だと1000mからソ連戦車にぶち抜かれてしまいます。 ましてや僚車のA(アントン)B(ベルタ)は正面は頑丈な80mm装甲なので安心ですが、その分側面はぺらぺらです。 これでは突入してくるT−34にいつ側面をやられるか判りません。
 そこで後退しつつ対戦車壕を盾に散開し、敵の側面への突入を遮断し、各車がそれぞれ正面の敵だけを攻撃すれば良いようにする戦術です。 敵はマップ左側中央の対戦車壕のすきまを狙って突入してきます。 ここのライン(地図レッドライン)を突破されるとアウトです。

 ここでは開始直後に僚車に指示を出します。 まず21号車は速度4の全速で地点まで。 途中、砂地ではなく草地部分を通過するようにすれば1秒ほど稼げます(ただし茂みに入らぬよう注意)。 は北側の対戦車壕すきまを通って、は中央を抜けて南へ展開します。
 自車24号車は180度反転し、横の21号車を追って補給地点手前のレッドラインまで全速退避。 この時、シフトアップボタンは押しっぱなしが一番早いです。 なお、シフトをオートにしているとやや遅れてしまいます。 オートでもシフトアップボタン押しっぱなしで対応です。
後方にはT−34が急接近してきますが、委細構わず全速前進です。 連中は設定が強行になっており、500m以内ぐらいまで接近しないと発砲してきません。 背後が気にはなるでしょうが、無視しましょう。 移動中に射撃画面に移り、戦闘照準を500〜700に修正しておきます。 ただ、マップ上にはめんどくさいのでマップが見難くなるので友軍装甲車は描き込まれていませんが、後退中はこの友軍装甲車が邪魔になる所もあります。 僚車共々、うまく避けて移動しましょう。

 やがて21号車が指示ポイントまで到達し、反転に入っているのが左に見えます。 敵は基本的に最も近い相手を狙うので、21号車よりも奥へ移動すれば敵は21号車に気を取られ、自車は狙われなくなります。 ここで自車も反転、最も近い左側の敵から射撃開始です。 どうしても背後が気になって仕方がないという人は、手前で反転に入っても構いません(ただし、タイミングを間違うと回頭中に側面に喰らう可能性も)。 反転して敵に正面を向けてからバックすれば良いわけです。 ただ、この時はバックしながらの射撃になります。 よほど至近距離でないと命中率が落ちてしまうでしょう。

 無事回頭して戦闘可能になれば、21号車を盾にして射撃開始です。 主に21号車の側面にいるやつから撃破しましょう。 オリオール/75の場合、こうでもしないと自車の側面を簡単にぶち抜かれてしまいます。 ただ、僚車を盾にすると、自分はほとんど被弾せずに済む代わり、僚車の故障率がアップします。 21号車の故障率が高い人は、また、僚車を盾になんかできるかという人は少し離れて左側に並んで射撃すると良いでしょう。
 こうすることで、側面をあまり気にすることなく交戦できます。 側面の敵は散開したA、B、そして中央部付近の敵は増援のC(ケーザル)、D(ドーラ)に気を取られています。 自車オリオール/75の場合、狙うはT−34の砲塔正面です。 弾種は役立たずの徹甲弾ではなく、HEAT弾です。 上手い人になるとこの弾速の遅いHEAT弾を脅威の射撃術で1000mの偏差射撃すら当ててしまうんですが(汗)、普通はこっち向いてるやつだけ狙うべきでしょう。


 さて、お次は「我々に後退などという選択肢などないわ!」という人向け戦術です(笑) だったら最初の地点で動かずに戦え、とは思いますが(^^;)、そうも言ってられない場合はやはり戦術展開が必要です。
 左翼(マップ上方)はAとB、右翼は21号車、そして自車が中央の受け持ちです。
これも基本的に散開戦術です。 ティーガーはともかく側面の薄いIII突Gには可能な限り正面戦闘をさせたいものです。

 Oktjabrskij 2

 僚車に指示を出し終えたら、自車は野砲範囲から外れるために少しだけ下がって(草地ぎりぎりくらいまで。砂地は旋回速度が落ちるのでダメ)、砲塔11時、照準距離1400〜1500で射撃画面のまま待機です。 少し待つと敵発見の報が入ります。 11時方向に最初のT−34が見えますので、照準器の山ひとつ右を狙って射撃開始です。 敵が丘の上へ登ると速度が上がります。 距離を1200〜1100くらいに下げて山2つ右を狙って撃ちます。 やがて速度を落としてこちら側へ方向を変え突入してきます。 この時、坂を降りる途中ならT−34自慢の傾斜装甲も避弾経始がかなり小さくなり、車体正面でも抜ける時があります。
 高速で突入してくるT−34は砲塔を動かしているだけでは追えません。 その際は状況を考えつつ、また戦術画面も利用してよく周囲を注意しながら超信地旋回も使って敵を追います。
 なるべくなら片側を片付けてからもう片方を、という具合に交互に叩きたいところですが、うまくいかない場合はとにかく近いやつから撃ちましょう。 また、数秒で戦況が変わる戦場ですから、戦術マップ画面で周囲の様子を何度も確認します。 これを怠ると真横まで来たT−34に側面を撃ち抜かれたりするハメになります。


 上記のような戦術を用いなくても余裕でクリアできてしまう人は、続いてハイスコアにチャレンジしてみましょう。 要するに「みんな逃げろ、ここはオレが一歩も通さん!!」という漢の仁王立ち戦法です(笑)

 Oktjabrskij 3

 ま〜、そういうのがスキな人と(^^;)、ハイスコア狙ったり、そうでなくとも自車だけでどこまでやれるかを試したい人向けであります。 ハイスコア狙ったりするには僚車に獲物を横取りされるわけにはいかんって事ですね。 もうとにかく自車しかいないわけですから、開始早々、丘の上のT−34を3〜4輌くらいは喰いたいものです。 その後、降りてきた敵を片っ端から屠り、遠距離の敵も容赦なく撃っていきます。 なお、最初の一群の、一番右から突入するT−34、2輌は絶対逃がさないように。 なるべくなら手前のやつより優先的に仕留めておきたいです。
 この戦法の肝は、いかに効率良く片付けていけるかにかかっています。 なるべく急いでいかないと、友軍装甲車の脱出をキーとして友軍III突Gが出現します。 彼らの能力も高いため、うかうかしてると左翼辺りの敵を片っ端から喰われてしまいます。
 僚車は図の通り、開始直後に指示を出して対戦車壕へ退避させています。 どうしても突破されてレッドラインに向われたら、そこからティーガーを出して脅威度で阻止する手もありますが、やや危険かもしれません。
 というわけで、腕に覚えのある人はやってみて下さい。


  こちらは難関ストーリーモードのオリオール/75版です。
通常モードとの違いは僚車がオリオ−ル/75×1、エレファント×2になっている事です。 また、自車の位置がスペクトルムと入れ替わっています。 僚車は頑丈なエレファントなので防御力攻撃力共に申し分ないのですが、いかんせん重いので移動できる範囲はわずかです。
この為、僚車の位置設定に悩みます。
しかし、一番の問題は、自車もオリオ−ル/75である、という事でしょうか。 正面は固くて足は速いが、側面が紙でできているのかと思うほどペラペラなので、ちょっと側面に回りこまれると即死確定という恐ろしい車輌です。 搭載のHEAT弾は弾速が遅く、なかなかT−34の弱点である砲塔正面に当てるのは難しいでしょう。

 ストーリーモード/オリオール版

 まず、カスパー大尉のスペクトルムは図の様に対戦車壕南西に。 図ではなにやら変な移動してますが、ただ単に描き込みにくかっただけです(笑) とにかく目的地へ着けば進路は何でも構いません。
 さて、エイドロン1は北へ進路を取ります。 左翼は彼だけで頑張ってもらう事になります。 続いて今回の頼りであるエイドロン2です。 彼は自車の位置よりやや下側へ位置させます。 ここで正面から突入してくるT−34を食い止めてもらわねばなりません。 エレファントは図体がデカイせいかやたら故障が多いような気がしますが、これはもうどうしようもありません。 運を天に祈るだけです。 

 自車はカスパー車の位置へ。 ここへ位置する時、やや後方に下がっているといいです。 エイドロン2より前に出ていると側面からも攻撃が来るので。 照準距離700ほどで待機します。 T−34が次々高速で接近していますが、自車は正面(マップ右側)を向いていればいいです。 ちょうど正面に最初のT−34がやってきますので、なるべく一撃で片付けてしまいましょう。 ここからは左の奴から攻撃します。 右から撃たれる事もあるでしょうから、車体は絶対に左へは向けないように。
 エイドロン2と一緒になって敵第一波を始末しますが、てこずっている場合は2時方向に注意が必要です。 この方向からT−34が1輌、側面目掛けて急接近してくるからです。 敵第一波に気を取られて油断していると突然側面に一撃を喰らうはめになります。
 (※注:図では間違えて初期配置ポイントから後退するような指示になってますが、カスパーのスペクトルムの初期位置へ移動してから第一波と交戦、それから後退、が正解です。図では後退位置をその分上にずらして見て下さい。位置的に右を向いたエイドロン2の左後方、マップ上ではエイドロン2の左上の位置に後退することになります) 

 敵第一波を始末したら、やや後退して周囲の敵、特に左翼(マップ右上方向)の敵を優先的に始末します。 右はさほど脅威ではありませんが、エイドロン2を狙った流れ弾にやられる事があるので、右の敵の射線上に位置しないように注意が必要です。
 状況をよく確認し、エイドロン2が危険だと思ったら躊躇せずに後退を命じましょう。

 この他、エイドロン1、2共々バックで後退レッドラインまで後退する戦法もあります。 もちろん自車も後退、エイドロン隊の側面をやや後方からガードします。 エイドロン1はバックではなく反転して前進で後退する手もあります。
 なにはともあれ、自分の状況判断力と、いざという時の射撃能力に全てがかかっているといっても過言ではないでしょう。 健闘を祈る。


 ☆必殺! ゴキブリ置く茶! (第4回パンフロオフお題)

 コレは何かというと、車輌変更のお遊びプレイです。 自小隊は全てティーガー、そして敵T−34をオリオール/75にして防戦するシナリオです。 なにしろオリオールは正面が頑丈で、まず正面撃破はできません。 ましてや超高速で突入してくるので、いかに生き残りつつ数を減らしていくかにかかっています。

 非常に難易度の高いシナリオですが、戦法を自分で考えたい人には良いシナリオでもあります。 まず、まともにやってもクリアはできません。 味方の采配命です。 どこに誰を配置するか。 刻一刻と変化する戦場で確実な判断ができるかどうか。
 生き残れるかどうかは全て貴官次第。 色々試行錯誤しつつ手を考えてみて下さい。

 

あっ、見つかったッ! ここは羊のゴキブリ置く茶攻略です。 でも、まずは自力でのプレイをしてみてね

 ★『オクチャ 攻略動画』
  (wmv形式動画/12.1MB/5分54秒)
  
640×480版/26.8MB)

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