PANZER FRONT bis - USSR_Tranning2 -  2003/2/21 作成 

ロシアトレーニング2攻略 - USSR_Tranning2 -

 

ヤンコフ曹長はゆっくりとウオッカを飲む。 そばにいた兵士達も久々のウオッカにご機嫌のようだった。
とりあえず1杯やったところで、プーチン伍長が口を開いた。
 「しかし、ドイツの新型対戦車自走砲はそんなに脅威なのですか?」
先ほどから、曹長の過去の戦いが話題になっていた。 その続きだ。
 「そうだな…」
やつらの搭載している砲は確かに脅威だった。 マーダーの75mmでさえT34にとっては脅威だったが、新型のやつは88mm、それも虎戦車よりも強力な長砲身型を搭載していたのだ。 それは2000mという距離から易々とT34をぶち抜いた。 ファシスト共はあの虎戦車の88mmでさえ満足しなかったのだろうか。
曹長の脳裏にあのテテレヴィノ地区での戦いが思い浮かんだ。 たった5輌の対戦車自走砲が我が戦車中隊を引き裂いた悪夢の戦いを…。

ヤンコフ軍曹(当時)は76mm砲弾を抱えて必死で足を踏ん張っていた。 同志羊中尉が指揮する1号車の装填手だった。
 「くそ、無理な突入をするな」
同志羊中尉は苛立っていた。 彼は同志政治委員殿に作戦の無謀を訴えていた。 彼はドイツの新型対戦車自走砲を知っていて、無駄死にだと言っていたが、結局聞き入れてもらえなかった。 中尉は相手が政治委員でも構わず文句を言った。 だから万年中尉だった。 知り合った時からずっと中尉だ。 彼が撃破したドイツ戦車は数多いが、そうでなければとっくの昔に懲罰大隊か、それともシベリアへ送られていただろう。 いや、ここの戦場にいるのはていのいい死刑宣告だったのかもしれないが…。
中尉は前方の風車へ行けと操縦手に指示していた。 そばによって隠れた。 2発ほど飛んで来たが、幸いにして装甲板が弾いてくれた。
 「見えた。 くそ、仲間を撃ってる」
中尉は照準器を覗き込む。 何か言ったような気がしたが、砲の撃発で何も聞こえなかった。
 「次だ! 次弾装填!」
装填したそばからもう1発撃ち込む。
 「命中した。 天罰だ。 仲間を撃ちやがった罰だ」
中尉は後退を指示する。 次は榴弾を込めろと指示される。 すぐに砲を1時へと向けた。
なんで榴弾なんかを装填するのかわからなかった。 だが指示された通り装填する。
いつまで狙ってるのかと思ったとたんに砲弾が発射された。 もう1発。
黙ったままだったが、どうやら終わったらしい。
 「徹甲弾装填」
言われた通り、さっきまで持っていた榴弾を空いたラックに置いて、徹甲弾を取り出す。 車体に数発の命中弾。 中尉は気にするなと言った。 50mm対戦車砲らしい。 それなら大丈夫だろう。
再び丘の上へ登った。 中尉はハッチから身を乗り出し、双眼鏡で遠くを見る。
再び座席につくと、照準器を覗き込む。 数発撃った。
 「やった。 自走砲を破壊したぞ」
あまり感情を込めることなくぶっきらぼうにそう言った。 様子からして、ずいぶん遠くの敵を狙ったらしい。 よく当てたものだ。
 !!!!
そう言ったとたん、車外で爆発音がした。 中尉は気にしないが、僚車が被弾したらしい。 なんという事だ、やられたのは誰だ…?
 「くそ…」
中尉は前進を命じた。 全速で丘を降り、突っ走る。 正気か…?
恐怖に身体がすくむ。 だが、程なく急停止した。 被弾の衝撃と付近での爆発音が連続する。 何が起こってるのかもう解らない。 中尉が怒鳴ってる。 慌てて次弾を装填する。 逃げ出したくなった。
さらに発砲と爆発音、衝撃で車体が大きく揺れる。 ・・・・・・・・

中尉が砲塔のハッチから車外へ出て行く。 戦いは終わったのだ。
自分も車外へ顔を出して驚いた。 すぐとなりでドイツの対戦車砲がくすぶっていた。 そして、立ち上るいくつもの黒煙…。 仲間の戦車が燃えていた。 敵の車輌も燃えていた。 敵味方14輌いた戦車の中で残ったのは、我が1号車と、そして3号車だけだった。 3号車の同志も呆然として周囲を見つめている。 見渡す限り、広大な草原と青い空が広がっている。 風が果てることなくびゅうと吹き抜けていく、その澄み渡った緑と青の世界の中で、黒い鉄塊がいくつも動かなくなって点在していた…。

 

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USSR_Tranning2

 ロシアトレーニング2です。 今回はこれ。 一風変わってなんとなく小説風。 最近ロシアマップばかりなのは気のせい。 羊は気まぐれでひねくれてるから(爆)
 ここはとんでもないマップですね。 トレーニングマップ。 トレーニングなのに2000オーバーから88mmL71で撃たれるの。 どこがトレーニングやねん! 味方は放っておくとどんどん死によりますなぁ…(´Д`)y━~~

 しかしそれにメゲずに攻略いきましょう。 まずは僚車への指示です。 2、3号車B地点へ、4号車C地点へ。
指示が終わったら前進。 速度3。 前方の2号車が全速に移ったら速度4へ上げて2号車の左後ろへ。 自車が目指すはA地点。 図の通り、安全地帯へGO! ただし接近しすぎても風車を撃ってしまうので注意が必要。 くっついてから、超信地旋回で右を向いて砲の位置を風車から離すといいです。 射撃時に画面の左1/3より大きく邪魔してなければ撃てます。 ここで停止して、敵の距離が表示されなければOK。 でも十分敵1のマーダーを狙えます。 距離600。 撃破したら道路まで後退。 榴弾装填。 なんで榴弾かというと、敵2のマーダーが見えないので照準があやふやなためです。 榴弾でもマーダーの車体上部に当てれば撃破できます。 外しても命中率に影響出ないしね。 なので、ここのマップは全弾榴弾でもクリアできないことはありません。
 とりあえず道まで後退すると、マーダーはこちらを発見して撃ってきます。 ここは運ですね。 素早く照準しましょう。 敵の姿はこの位置からは見えませんが、戦闘画面でちゃんとマーカーに照準できていれば、あとは土手の水平線に1000mの照準を重ねて撃つだけです。 敵までの距離は1100〜1200m程度なので、これで丁度車体上部に当たるはず。 万が一ずれていたら、横のズレは敵の発砲炎に合わせて、距離のズレは車体に当たったならちょい上へずらし、越えたと思ったらちょい下げます。 車体に当たったなら、照準は変更せずに徹甲弾に変更するのも手ですが。 ちなみに、ここでは高速徹甲弾は不要です。 高低差が少なくて俯角が取れず、遠距離では威力がなくなってホルニッセやトラックにさえ弾かれてしまうからです。

 さて、2輌目のマーダーを撃破したら、僚車を前進させます。 F地点G地点へ。 なぜかというと、対戦車砲を撃破してもらうためと、自車への弾除けです。 そのまま丘へ登ったら自車が撃たれるからね。
 自車は再び徹甲弾に戻して丘の上の地点Fへ。 あまり風車に近寄らない事。 これ重要。 敵3のホルニッセは戦意が高く、距離2100でも撃ってくるからです。 T34じゃ簡単にぶち抜かれます。 で、撃たれないように地点Fから距離2100で狙撃です。 射撃にいまいち自信が無いなら、ここはまず榴弾を撃って距離を確かめるのも手です。 うまく上部に当たれば撃破できることもありますからね。 お次は敵4。 距離2500ぎりぎりです。 やはり慣れるまでは榴弾を撃って距離を確かめるといいでしょう。 狙うは上部、右側辺りです。 照準線を0のまま動かしてないなら、丁度セリフ枠が車体中央にくるようにして撃つといい感じであたります。

 続いて地点Eへ全速前進。 対戦車砲に撃たれますが気にせずに。 ここはうまく位置取りできれば撃たれませんけど。 目安としては、最後の敵5のマーカーが出た辺り、です。 マーカーは距離2500以内で表示されるようになります。 つまり表示された瞬間が2500mなのです。
敵は友軍に反応して側面を見せてるはずなので、うまく照準して撃破して下さい。

 最後に対戦車砲が残ってたら始末してクリアです。 慣れてしまえばだいたいクリアできるようになるので、後は命中率100%と時間短縮を狙いましょう。 私が知る範囲だと、1:38って記録があります。 私は1:51でした。

とりあえずここの攻略はこんな感じで。 …攻略本とほとんど同じってのが自分的に気に入りませんが(爆)

2003/2/21  by羊


同志! 対戦車自走砲を駆逐したぞ!