戻る 2004/1/2 公開  戦車研究室付属別館

霞ヶ浦駐屯地開設50周年記念行事 変なブツ編

   〜SURVIVAL FOODS〜    

   必殺! 自衛隊フリーズドライ携帯食料!

売店でアヤシゲなブツを発見! 銀色のアルミ袋に入った携帯食料が5種類。 変なモン好きとしてはこいつぁ買わねばと即買い! でも1袋600円もする。 高いが迷わずゲット(^^;)

・ ・ ・ で 、食べてみました。

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<たこ焼き>
まずはコレ。 まんまたこ焼き。 たこ焼きをフリーズドライしたらこうなるだろうな、という、ただそれだけ(^^;) フリーズドライなのでかじって食べる。 ちょっと固い。 味の方は、まあたこ焼きそのものかな。
3個入りで600円。 一個200円。 たこ焼き1個200円。 高いよ( ̄Д ̄)
話のネタ、お土産にはいいかも知れないが、それ以外の目的が判らない。 そもそもなぜたこ焼きをフリーズドライにしようと思ったのか? 関西方面の自衛隊で需要があったのだろうか? 謎は深まるばかりである。

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<ハンバーグ>
ちっちゃいのが4つ入ってるのがこれ。 ハンバーグというか、駄菓子屋の10円お菓子、といった感じ。 味の方は…(´_`;) これはカップヌードルの中の、ミンチ肉の味だね。 もちろん、お湯を入れないでそのままかじったらこの味。 試しにカップヌードル買ってきて、フタを開けたらそのまま具を食べてみよう。 その味がコレだ! …全然ハンバーグの味はしなかった…ソースとかかかってないのだから当たり前か…。

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<ドライカレー>
これは…なんだろう、ひな祭りの時とかに、お米の形したお菓子を食べるよね、あれ(名前知らない)。 あれをとりあえずカレー味にして四角く固めたらこれになると思われる。 2個入り。 …これ1個300円か…

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<ヨーグルト>
白っぽい、ちっちゃい塊りが8個入ってる。 フリーズドライなのでやっぱりパサパサした食感なのだけど、いったい誰がヨーグルトをフリーズドライにしようなどと考えたのか、それがまず気になる。 
非常に気になる。 だってヨーグルトだよ? とろとろの水物をドライにしたらそれはヨーグルトじゃないだろ、って感じ。
いや、味はたしかにヨーグルトっぽくはあるんだけどね、やっぱり駄菓子屋のヨーグルト味お菓子って感じかな。

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<おもち>
他のは全部そのままかじるんだけど、これは水を加えるようだ。 で、おもちといっても、これは黄粉餅ですね。 黄粉が付いてる。 そのため、他の倍くらいの大きさの袋となってます。 餅は6切れ入ってます。 付属の容器に水を入れて餅をしばし漬けておく。
で、食べてみると…おお、これはまぎれもなく”きなこもち”だ! むう、これが一番まともな気がする。 しかし、保存用の黄粉餅だって市販してたような気が(^^;) なお、他のはすべて袋にチャックが付いていて、食べ残してもしばらくは保存できるようになっているがこれにはチャックが無い。 一度開けたら全部食べてしまわなければならない。 
…チャックを閉めて保存するほどの量ではないのだが、何か意味があったのだろうか…。

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なにはともかく、水で戻せば食える味になる、という事で、先述のハンバーグを水で戻してみる事にする。

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・・・マズイ。 しばらく漬けても中は固いまんまだし。 今度カップヌードル食べる時に入れてみようと思う。 たぶんお湯でなければダメなのだろう。 あれの具と味が同じなら、たぶん豪華カップヌードルになるはずだ…ほんとか? …推測では、これが軟らかくなるまでに麺が伸びてしまいそう。 砕いて入れるか…。


とりあえず全て試食完了。 もう買わない(爆)
でもね、これ出店だけじゃなくて、
隊員食堂の2階の売店でも普通に売ってたんですよ。 これをわざわざ買って食う隊員がいるのだろうか…? とてもじゃないが600円出して買おうという商品ではないのだが…。 ひとつ気づいたのは、内容量はとても少ないのにどれも400〜500kcalと高カロリーであること。 意外に一番腹もちよさそうなお餅が241kcalと他の半分くらいなこと。 たしかに軍隊ではカロリーの高い携帯食が必要なんだけどね。 でも、MREとかふつーの携帯食料(レーション)が欲しかったよ。 自衛隊用の戦闘糧食とか。 何でそれは売ってないの? 来年は改めて探し、無ければ聞くと決心する。
※戦闘糧食は税金で購入してる正規装備品なので売れないらしいです。
 埼玉県朝霞の広報センターなどや駐屯地祭におけるイベントで試食できる事があります。 鳥飯や赤飯とかはかなりおいしいです。 豚汁なんかも体験喫食で食べれたりしますが、大量に作るからかおいしいですね。

あ、MREレーションは7.8年くらい前に新宿のアメリカ屋の床に転がってた(^^;)やつを1袋買って食べた事があります。 …アレはもちろん”レーションだから”食べたワケですが、ふつーに食おうとは思わないモノでした(笑) メニューは何だったか今となってはあんまり覚えてませんが、パスタとドロッっとしたグチャグチャなシチューらしきモノだったかと思います。 ナンジャコリャ、と笑いながら食べたように覚えてます。 元々買った地点で期限ギリギリだったような気もしますが、クラッカーは割れていた上にしけっていましたね。 付属のオレンジジュース(?)は思いっきり”駄菓子屋の粉末ジュース”でした(笑) あの健康に思い切り悪そうな色合いと味はまさしく駄菓子屋のアレです。 丸ごと食いましたがお世辞にも美味いモノじゃなかったです。
が、ああいうものを食べるのはナゼか面白いものです。 オフとかで用意してみんなで食えば楽しいのではないでしょうか。 現在のはヒーター付きとかであるとの事でそれらの新型も欲しいところですが。 一度あらゆるレーションを食いまくってみたいものですね。

まあ擬似的な事なら昔からよくやってましたけどね。 子供の頃にサバゲに行くのにレトルトのハンバーグとかミートボールとか袋ラーメンとか持っていって、湯も使わずに袋を開けてそのまま食ってました。 別にそのまま食えますし、今でも忙しい時はやってますが(笑) 缶詰はあまり持って行かなかったなぁ。 缶切で開けなきゃならないし、ハシが要るしで面倒だったんでしょうけど。 レトルトパックならそのまま片手で食べられるし、結構そのまま食べても問題ないから良かったんですね。 サンマの蒲焼やシーチキン、鯨なんかの缶詰は時折食べてましたけどね。 今でこそたかがレトルト、ですが、昔を思えば兵士は楽になったもんです。 これら市販のレトルトもレーションだと思ってそのまま食えばフンイキでますよ(笑)

<ラップを活用しよう>
もうひとつ余計な事書いとくと、皿などラップを張ってしまえばとりあえず本だって皿代わりになります。 食べ終わったらラップをはがして捨てるだけ。
 一人暮しで皿を洗ったりするのが面倒な方はどうぞ(^^;) ダメ人間の見本のようなやり方であんまりお奨めできませんが、でも非常時にはラップがあれば皿代わりになると知っておいて損はないよ。 もちろん汁物などはそれなりの器が必要になりますし、ラップの幅もあるのであまり大きな容器には使えません。 でも非常時にはラップを貼るだけで衛生を保てるというのは大きいです。 適当な大きさに切れば箸やスプーンなどにも巻いて使えます。 特に水が貴重な状況下では食器類も洗えないでしょうから重宝する事でしょう。

また、負傷した際は簡単な止血にも使えます。 負傷箇所にハンカチなどを当てた上からぐるぐる巻きにします。 手などの小さなケガなら直接巻いても(もちろん傷口をよく洗ってから)。 ミニではなく大きい方のラップでは負傷箇所に大きすぎて合わない場合は折るか縦に切って巻いて下さい。 もちろん大きな負傷や巻けないような場所には使えませんし、あまり圧迫しすぎると血流が止まってしまうのでご注意。 無理やりにでも止血せねばならないような場合は10分おきに緩めて血を流して下さい。 そうでないと止血した場所から先が壊死してしまいます。 使えるのは手足の負傷でしょう。 あとは胴体も巻く事ができるなら可能でしょう。 間違っても首には巻かないように(首を締めないように加減が可能で、なおかつ止血せねば死んでしまうような出血下で、他に手段が無い場合なら…。 巻く事で首を絞めてしまって死んだのでは意味がありません)。

他には、ねじる事で簡易なヒモ代わりにもなるし、床などに貼ることで衛生的な防護もできる場合があるでしょう。 駅などで新聞紙の上に寝ている人を時折見かけますが、インクで服が汚れる事にご注意。 もし終電などで帰れなくなった場合、汚れた地面に寝たくなければ近くのコンビニなどで買ってきて床に貼る事もできるでしょう。 被災時に服が破れていたら、また寒さがきつい時はこれを上から巻く事で一時的に防寒効果も得られるかと思います。 冬場の寒風対策は命に関わる場合がありますので軽視できません。 風に当たっているとあっというまに体温を奪われるんですよ。 動かずにいると体の発熱も小さいですし、寒風は厚手のコートすら貫通して体温を奪うのです。 ラップ、ビニールなどで物理的に風の侵入を止めないとかなり厳しい事になります。 カイロなどがあれば温かくはありますが、部分的なところもありますし。
もちろん本来の用途である食料の保護にも使えます。 まあ非常時にはこれがあれば何かと役に立つはずですので防災用具に加えておく事をお勧めします。

とまあ、余談ではありますが。 親からは馬鹿な事をと怒られもしましたが、やはり子供の頃は山などで遊んでそういうのを覚えていくのが学習かなと。 メシをなんとか楽に食えないか、素肌に被弾したり木々に引っ掛けたりしてケガして血だらけになった時どうにか血止めできないかと、少しでもうまくなんとかやれないかとあの手この手を考えるからです。 ※当時のエアガンはアルミの空き缶を3秒でスクラップにできるほど威力があったので至近距離から撃たれたら出血や血豆は当たり前の事でした(^^;)

※ここに表記していたライン引きの項目は削除しました。 今現在のは材質が変更されて発熱しない素材なんだそうです。

あ、そういえば不審船の乗員もカンヅメ持ってました。 それも日本製。
KASUMI50_FOODS33S.JPG - 5,007BYTES 船の科学館/不審船展示第2会場

 

とまあそんな事でヘンな携帯食料レポ終わりです。

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