2006年12月25日 さようなら氷川丸
『さようなら氷川丸』とは 氷川丸マリンタワー株式会社が所有、45年間に渡って横浜市山下公園にて一般公開してきた日本郵船豪華客船氷川丸でしたが、訪問客の減少にともない2006年12月25日をもって同社所有のマリンタワーとともに営業を終了する事となりました。 これにより最後の氷川丸をクリスマスにあわせて見てもらうべく開催されたのが「さようなら氷川丸・マリンタワー」イベントです。 幸いにして氷川丸は日本郵船に、マリンタワーは横浜市に譲渡されて存続が決定し、氷川丸は翌年8月から改修工事開始、2008年4月25日に日本郵船氷川丸として新たに公開されました。 氷川丸は1930年に日本と米シアトルを結ぶ北太平洋航路豪華客船として就航し、今もなお残る貴重な船です。 名前の由来は氷川神社で戦中は軍に徴用されて病院船として活躍、3度も被雷しながら生き残り、戦後は1960年まで客船として運行を続けていました。 除籍後横浜の山下公園埠頭に係留、公開され、横浜のシンボルとして市民に愛されてきました。
日本郵船ホームページ
【アクセス】横浜港山下公園
入館料:大人200円/小学生〜高校生100円/65歳以上100円 日本郵船歴史博物館とのセット割引券あり 営業時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで) TEL:045-641-4362 FAX:045-641-4366 休館日:月曜日(休日の場合は翌平日) 他、臨時休館日有り
入館料:大人750円/中高生500円/小学生250円/幼児200円/3歳未満無料 営業時間:10:00〜22:30 ※最終受付は22:00 年中無休 045-664-1100
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横浜から京浜東北線で石川町駅(約1.3km)、もしくはみなとみらい線で元町中華街駅(約500m)で降りると近いですが、
私はもっぱら関内駅(約1.5km)で降りる事が多いです。
桜木町駅で降りれば、観光用路線バス「あかいくつ」で100円で観光場所を回りながら行くことができます。
みなとみらい地区は全体が観光地であり目的地にあわせた駅で降りるといいでしょう。
私が関内駅で降りる事が多いのはここからの町並みが好きだからです。
駅から大桟橋方面へ歩くと石造りの重厚な建物などが多く、かなりいい感じです。
氷川丸が係留されている山下公園は中華街の北側、大桟橋の東側にあります。
右舷から船尾方向、マリンタワーなどが見える
左の船は横浜港内観光クルーズ「MARINE
SHUTTLE」
各コースあり、ベイブリッジをまわってくる60分コースで1600円ほど
氷川丸左舷デッキ
かつて喫茶店があり、夜はビアガーデンなども催されていた
奥に見えるのは大桟橋に停泊中の豪華客船「飛鳥U」
(現在はデッキ非公開/船内に飲食設備無し)
氷川丸のマストに飾り付けられたクリスマスツリーのイルミネーション
さよならイベント限定の電飾
残念ながら現在のクリスマスでは特にやっていないもよう
「イママデ アリガトウ」
45年間、ありがとうキャンペーンの電飾と垂れ幕
12月25日、18:00
公開終了により下船
この時のなんとも言えない惜しさ、寂しさ
何度も振り返ってみました
氷川丸船尾氷川丸の船体はコンクリートで海底に固定され、もう航海する事はできません
2011/5/19 訂正
※氷川丸コンクリート固定説について 「氷川丸はコンクリートにて海底に固定されているのでもう動かせない…。」 ただ、航海についてはもうできないようです。 修理の際にドックへ入れる事も検討されたようですが、これらの問題により、そのまま動かさずに補修工事をする事になったそうです。 なお現在デッキは非公開となり、立ち入りができなくなっています。 これは見学しやすいように一筆書きのように見学路を設定したからという事であるようです。 日本郵船としては氷川丸の内装などが主な展示内容と考えておられるようです。 よってアールデコ調の船室及び船内内装、エンジンルームなども大掛かりに整備しなおされ、以前よりももっと下層の部分まで広く見学できるようになりました。 以上訂正とご報告、お詫びをいたします。 詳しくは日本郵船氷川丸まで |
横浜・氷川丸の夜景(2010/10/8編)へ
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戦車研究室付属別館 写真資料館
光の祭典 護衛艦 電灯艦飾 『さようなら氷川丸』