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●Sd.Kfz.250/10 3.7cm対戦車自走砲 Sd.Kfz.250/10は、Sd.Kfz.250装甲兵員輸送車に45口径3.7cm対戦車砲PaK35/36を搭載したもので、偵察部隊の小隊長用車両として作られた火力支援型である。 3.7cm対戦車砲PaK35/36は、牽引砲型から脚部を取り外した状態のもので、戦闘室の前方上部に取り付けられた。 砲前のガードも、直線状のものを組み合わせたものになっていた。 防盾は、初期においては牽引砲型と同じものが装備されたり、あるいは無かったりしていたが、後に、背の低い二重構造のものが標準装備されるようになった。 これは通常、砲手が位置する左側のみしか装備されていなかった。 砲の旋回角は左右各30度ずつで、俯仰角は−8〜+25度であった。 3.7cm砲弾は、216発を携行した。 乗員は4名で、Sd.Kfz.250/1装甲兵員輸送車と同じベンチ・シートを装備していた。 副武装としては、7.92mm機関銃MG34が1挺と、9mm機関短銃MP38が2挺、それに7.92mm小銃Kar98kが1挺あった。 Sd.Kfz.250/10は、搭載する3.7cm対戦車砲PaK35/36が威力不足であったため、後に、61.3口径2.8cm口径漸減砲sPzB41を搭載するSd.Kfz.250/11や、24口径7.5cm砲を搭載するSd.Kfz.250/8に取って代わられており、ノイ車体では製造されていない。 |
<Sd.Kfz.250/10 3.7cm対戦車自走砲アルテ> 全長: 4.56m 全幅: 1.95m 全高: 1.97m 全備重量: 5.67t 乗員: 4名 エンジン: マイバッハHL42TRKM 直列6気筒液冷ガソリン 最大出力: 100hp/2,800rpm 最大速度: 60km/h 航続距離: 320km 武装: 45口径3.7cm対戦車砲PaK35/36×1 (216発) 7.92mm機関銃MG34×1 (1,100発) 装甲厚: 6〜14.5mm |
<参考文献> ・「ジャーマン タンクス」 ピーター・チェンバレン/ヒラリー・ドイル 共著 大日本絵画 ・「世界の軍用車両(3) 装軌/半装軌式戦闘車両:1918〜2000」 デルタ出版 ・「SdKfz250」 山本敬一 著 デルタ出版 ・「ピクトリアル ドイツ軍ハーフトラック」 アルゴノート社 |