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カーデン・ロイド機関銃運搬車に円形の全周旋回式砲塔を搭載したMk.I軽戦車が、イギリス陸軍に採用されたのは1928年のことであった。 この戦車はその後も改良を続け、角型砲塔のMk.II軽戦車、スローモーション・サスペンション採用のMk.III軽戦車、誘導輪を除去したMk.IV軽戦車、2名用砲塔となったMk.V軽戦車と少数ずつ生産され、1936年に大量生産型のMk.VI軽戦車が登場した。 全長4mの小型の車体に、12.7mmと7.7mmのヴィカーズ重機関銃を同軸に装備した2名用砲塔を搭載しており、装甲厚が最大14mmに増強された点以外はMk.V軽戦車と大差無かったが、大量生産が行われた結果、第2次世界大戦が勃発した1939年9月の時点で、1,000両が配備されていた。 主に偵察車両として師団騎兵連隊に配備されたが、数が不足していた巡航戦車の代替車両として、機甲師団にも配備されていた。 基本型以外には、細部を改修したMk.VIA軽戦車およびMk.VIB軽戦車、1940年には、武装を15mmと7.92mmのベサ重機関銃に換装し、火力の強化を図ったMk.VIC軽戦車が作られている。 Mk.VI軽戦車シリーズは、1940年6月のダンケルク撤退までに各型合わせて1,400両生産され、1942年までヨーロッパや北アフリカ、シリア、ジャワなどで活躍した。 また派生型として、7.92mmベサ重機関銃4挺を搭載した対空戦車が作られている。 |
<Mk.VIB軽戦車> 全長: 3.95m 全幅: 2.057m 全高: 2.223m 全備重量: 5.2t 乗員: 3名 エンジン: メドウズESTB/AまたはESTB/B 直列6気筒液冷ガソリン 最大出力: 88hp/2,800rpm 最大速度: 56.33km/h 航続距離: 209km 武装: 12.7mmヴィカーズ重機関銃×1 (400発) 7.7mmヴィカーズ重機関銃×1 (2,500発) 装甲厚: 3〜14mm |
<Mk.VIC軽戦車> 全長: 3.95m 全幅: 2.057m 全高: 2.134m 全備重量: 5.2t 乗員: 3名 エンジン: メドウズESTB/AまたはESTB/B 直列6気筒液冷ガソリン 最大出力: 88hp/2,800rpm 最大速度: 56.33km/h 航続距離: 209km 武装: 15mmベサ重機関銃×1 (175発) 7.92mmベサ重機関銃×1 (2,700発) 装甲厚: 3〜14mm |